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5月の文豪イメージカクテル第二弾◆ガストン・ルルー

フランス・パリ、豪華絢爛な歌劇場オペラ座を舞台に繰り広げられる怪奇ロマン『オペラ座の怪人』。

幾度も舞台化や映画化され、知らない人はいないほどの人気作品です。

『オペラ座の怪人』のタイトルが先行しすぎている為、案外作者の名前を知らない方も多いのではないでしょうか。

ガストン・ルルーは怪奇小説を得意とし、『黄色い部屋の秘密』や『黒衣婦人の香り』など、様々な作品が数多く出版され、世界中で人気を博しています。

ルルーは実際のオペラ座の構造や建築経過などを詳しく取材。そしてオペラ座が建設された当時の幽霊の噂話や事件などをイメージソースに、虚構と現実が入り交じるミステリアスな怪奇ロマンとして書き上げました。

今回のカクテルプレートはオペラ座の怪人の甘美なマスカレードパーティの場面をイメージして制作しました。

プレートには招待状を模したラングドシャ、装飾が施された仮面のシルエット、マカロン、そして薔薇の花びらを散りばめました。

カクテルは自家製のこだわりショコラショーをベースに、ブランデーとチョコレートリキュールを加えた本格的な味わい。

奥に潜むラズベリーの甘酸っぱさが、上品にチョコレートの風味を引き立てます。

フランスのケーキ、オペラのように何層も重なり合った複雑な味わいをお楽しみいただけます。

招待状が届いたものだけに訪れる、デセール・カクテルの仮面舞踏会。

5月末までの限定。是非ご賞味くださいね!

 

5月の文豪イメージカクテル第一弾◆シャルル・ボードレール

 

俺のことなどわかるまい

間抜けな酔っ払いの誰一人

憂鬱な夜に飲みながら

死装束のことなど考えるだろうか

(悪の華 人殺しのワインより抜粋)

 

5月の文豪イメージカクテル第一弾

シャルル・ボードレール

『Ennui』 (黒すぐりとローズマリーのCardinal )

 

フランス、パリ生まれの詩人、シャルル・ボードレール。

ランボー、マラルメ、ヴェルレーヌにも多大な影響を与え、「近代詩の父」と称されたボードレールは現代でも熱狂的なファンの多い作家のひとりです。

今回はボードレールの詩篇全体のテーマでもある倦怠(ボードレール曰く、人間の罪のうち最も深いもの)をイメージソースに制作しました。

ボードレールの愛した酒、赤ワインをベースに、黒すぐりのジャムのような風味を追加。

またビターズを数滴たらすことによって深く複雑な味わいに仕立てました。

クローブとバニラ、シナモンやトンカ豆のビターズの複雑味と、

ローズマリーの湿った温室の薔薇園のような、憂愁さを湛えた高貴な馨りが漂うアロマティックカクテルです。

プレートにはカクテルにぴったりのドライフルーツを添えて….

 

1980年代のフランス・パリに思いを馳せながら是非お召し上がりください。

5月末までの限定です♪

 

十誡